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路上観察――アンパンマンとポスターの誤植
写真上は近所のパン屋さんのウィンドウ。左端にキティちゃん、右端はアンパンマン。アンパンマンはキャラクターそのままというか、先にあんパンがあってのアンパンマンか、それともアンパンマンがあってのアンパンマンパン(ややこしい)なのか……パンが先かキャラクターが先か、悩みます。 写真中は、ドラえもんパン。ドラえもんだったら、ドラえもんドラ焼きにしたらいいと思いますが見かけないですね。ペコちゃん焼きがあるんだから。 パンの中身はチョコレートクリームだったかな? 食べたのに忘れちゃったよ(最近、物忘れ多し!) 写真下は、バスのなかにあった新築マンションのポスター。重箱の隅をつつくようで、まことに申し訳ないのですが、誤植を見つけてしまいました。 阿佐ヶ谷=Asagayaと書くべきところ、aが一つ抜けちゃって、Asgayaになってるよ! 担当者真っ青。 (なかの ゆり) |
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路上観察――副都心線
地下鉄なので、路上というのは間違いで、地中観察というべきかもしれない。新しく開通した副都心線に乗ってみました。 都営新宿線の新宿三丁目で乗り換えたのですが、この乗り換えはちょっと遠い。けっこう歩きます。 副都心線のホームのベンチは、透明のアクリル板にパステルカラーの水玉とラインで、きれい。涼しげです。いまの季節にはぴったりですね。冬になったらどうかな? 明治神宮駅で降りてみる。地下鉄出口の屋根のパイプ。パリのメトロは駅によっては、出入り口のアーチにアールヌーボーのくねくねしたラインが残されていて、よい雰囲気をかもしだしていますが、こちらの屋根の造形はやや無機質? 蜘蛛の巣みたいなニュアンスもありますね。でも、透明感があって、空が見えるのはいいな。 表参道と明治通りの交差点です。来たのは何年ぶりかなー。この角に、昔はセントラルアパートがあって、私はそこにあった会社に勤めていました。 いまは、GAPの入ったビルが建っています。一階の喫茶店レオンも地下の中華料理店福禄寿もいまはないのです。 (なかの ゆり) |
書物観察――目を閉じて
ジャケットに惹かれて買ってしまった本2冊。いわゆるジャケ買いです。 一冊目は角川書店がこの夏、期間限定で出している特別バージョンのカバー。本は太宰治の『走れメロス』、モデルは俳優の松山ケンイチです。太宰の特別バージョンはもう一冊あって、『人間失格』にも松山ケンイチの写真が使われているんだけど、そっちは無精ひげの正面顔で、ちょっとむさくるしかったので買わなかった。この目を閉じた横顔はとてもきれい! 写真につられて、つい衝動買いしてしまった。角川書店の思うつぼ、かな? もう一冊は、荻原浩の『僕たちの戦争』(双葉社)。この夏は、荻原浩がマイブームで、ずいぶん読みました。気に入ると、一人の作家の本をしつこく読むので、いまだに読んでいる途中です。このイラストは、静謐な空気感と抑制の効いた色調、それに大胆な構図で、すばらしい! すごく印象的です。イラストレーションは小林孝亘「Small Death-小さな死」。デザインは松昭教。 小説の中身も、終戦記念日を迎える8月に読むのにふさわしいものでした。 偶然、両方とも目を閉じた青年の図柄です。この2つの装丁には若さと孤独と静けさ、そして本の内容には夏、戦争、一途な情熱という共通項を発見。 本を買う楽しみは、装丁デザインにもありますね! (なかの ゆり) |
書物観察――ちまちま感の魅力
先月に続いて、装丁です。 今回はコミックス。月刊コーラスに連載されている『苺田さんの話』の第三巻。この物語は、地球に遭難した宇宙人が生命エネルギーだけになってしまい、そのままでは生きていけないので、肉体のかわりに着せ替え人形(リカちゃん人形がモデルです)に宿ります。人形が動いたりしゃべったりするのを見つけたのが、服飾デザインの専門学校に通う若者イオンです。 やさしくて、ちょっと天然のイオンは、この人形に苺田アンという名前をつけて一緒に暮らし、お洋服やかわいい小物をちくちく手作りしてあげます。同じ学校に通う隣人や、小学生のゆみちゃんが登場し、動いてしゃべる、やや生意気なところのある人形の苺田さんをめぐって、ほのぼのしたなかにも、少々スリリングな謎のあるストーリーが展開されます。 作者は小沢真理。同じ作者の前の作品『ニコニコ日記』(テレビドラマにもなりました)にも小学生のニコちゃんが登場します。このマンガ家さん、絵がとてもやさしく、いやな人間や悪人が出てこないので、私はなかなか好みです。 このカバーには、イラストと実際の手芸でできたバスケットが組み合わされています。ボタンやレースで立体的に飾ってあってかわいい。作中には、ブライスに似た人形も登場して、「おしゃれさん」といわれてます。ちまちました手芸の魅力が装丁カバーに活かされていてグッジョブ! ミニチュアのティーセットを並べて写真に撮ってみました。 (なかの ゆり) |
9月の外食です。 今年は秋刀魚が豊漁だそうですね。さんま塩焼き定食。定食屋さんって、女一人ではなかなか入りにくいのですが、外食も栄養とカロリーを考えてなるべく和食がいいかなー、と。久しぶりに食べたお味噌汁がおいしくて、最近、家で味噌汁を作っていないことに気がついた! 友達と食べにいった沖縄料理。沖縄料理といえば、定番のラフティ。私は三枚肉よりも、付け合せの冬瓜やゆで卵の煮付けのほうが好みです。 三番目はネパールカレー。ほうれん草とチーズのカレーにナン。日本で食べるナンは甘みが多くておいしいです。20年以上前にネパール旅行をしたときのことを思い出しました。水牛の肉が堅かった、とか。インディカ米に塩をかけて子供に食べさせたっけ、とか。コーラが冷えていなかった、とか。ちょっと回顧的になってます。 (なかの ゆり) |
子供を乗せてのんびりと歩くポニー。軽井沢かどこか避暑地の光景のように見えますが、地元中野です。10月に開かれた中野祭りのひとこま。警察学校跡地が広々していて、気持ちがいい。でも、そのうち再開発でビルが林立しちゃうのかな、ザンネン。中野は都心に近いくせに、どこか田舎くさくて野暮ったいところが長所なんですけど。 写真では、「なんじゃこれ」という感じでよくわかりませんが、イノシシのぬいぐるみがレースをしているところです。ECO関係の催しのようでしたが、私は肉まん百円の割引券がもらえるアンケートに気をとられて、よく説明を聞いてませんでした。百円の肉まんは家に帰っておやつに食べた。 これも写真じゃよくわかりませんが、ビニール製のカブトムシの玩具のようです。ひもと車がついていて、引っ張って遊ぶものらしい。同じような玩具で、よく犬などは見かけますが、金色の羽をもったカブトムシは初めて見ました。 (なかの ゆり) |
早めの忘年会で、月島のもんじゃを食べに行きました。東京生まれで東京育ちのくせに、月島へ行くのは初めてです! もんじゃも別の場所では食べたことがあるけど、本場のもんじゃストリートは初体験。地下鉄の月島でおりて、アーケードのある道に入ったとたん、ソースのにおいがぷんと漂ってきてびっくり。 写真は、左から「もんじゃ焼き」「お好み焼き」「焼きそば」。もんじゃ通によれば、この3品はお決まりのコースだそうです。もんじゃは明太子(餅入り)と桜海老紅ショウガの二種類。まず具をよく炒めて、円形の土手をつくります。そのなかに水溶きメリケン粉を流しいれ、具も調味料も思いっきり混ぜる。この混ぜるところが、もんじゃのキモみたいです。料理というには大雑把。遊びというには真剣にならざるをえない(自分が食べるんだからネ)。「はがし」という小さなへらで食べるところも、「お食事」という概念とは相容れません。熱々のところを食べるとおいしい! 餅入りもんじゃは、お餅がねっとり融けて、チーズも融けて、周辺のかりっと焦げたところがまた美味。 お好み焼きは豚玉と紅しょうが天。豚肉をよーく炒めて塩コショウし、たね(水溶きメリケン粉)を流して、こんがり焦げ目がつくくらい焼いてから、たっぷりのソースと青海苔。お好みでマヨネーズ。定番ですね。本日の「もんじゃ奉行」であるE氏の手が青海苔を盛んにふりかけています。 焼きそばは塩味とソース味の2種類を注文しました。麺はB級グルメで有名な富士宮焼きそばを使っています。コップ半分の水を三回に分けて注ぎいれて蒸らすのがコツだそうです。塩焼きそばはとてもおいしかった! 最後にデザートは、もんじゃ焼きのたねをクレープのように薄く丸く伸ばして焼き、その上にアンズと餡をきれいに並べてくるっと巻いたミックス巻きというのを食べました。黒蜜をかけて、うーん、満足なり。やっぱり、デザートのころになると(例によって)食べるのに夢中で写真は撮り忘れました。 (なかの ゆり) |