2001年5月5日-13日ロンドンその3 その1へ その2へ その4へ

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49.ローヤルオペラハウス
夜は、コヴェントガーデンにあるローヤルオペラハウスへ。
新装なったばかりでとてもきれい。これは正面玄関。
ギリシャ風の円柱が立ち並んでいる。チケットはインターネットで買える。
最初、日付を間違えちゃって、あわててキャンセルのメールをだしたら、すぐ了解の返事がきて、すごく親切だった。
Royal Opera House

50.オペラハウスのテラス
正面入口の横にはクリスタル・パレス風の鉄とガラスでできたロビー、レストラン、バーの建物がある。
中は樹木の緑を装飾に使って、広々として気持がいい。
terrace of the ROH

51.軽食
開幕前に軽く食事。サンドイッチはフル(一人前)とハーフ(半分)とある。
二人で、スモークサーモンのフルと、野菜のハーフに白ワインとコーヒーを注文。
幕間に食べたい人は前もって注文しておける。
幕間になると、カウンターにレシートを添えて注文の品物が並んでいるという具合。
込み合って行列を作るよりもずっとスマートだ。日本の劇場でも見習ってほしいな。
a bite at the theatre cafe

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52.ロビー
幕間のロビーも赤いビロードのソファにシャンデリア、壁には大きな絵が掛かっていてゴージャスな雰囲気でした。
foyer at the intermission

53ジゼル
ROH(ローヤル・オペラ・ハウス)で見たのはバレエ『ジゼル』。日本人のプリマ、吉田都がジゼルを踊った。
脇役にも日本人の男性ダンサーが出ていたが、一人はミスして足を滑らせてたな。
この写真はポスターに使われていたもの。
The prima Yoshida Miyako

54.ストラヴィンスキー・プログラム
コヴェント・ガーデンへは2回行った。
もう一つの演目はストラヴィンスキー特集で、『火の鳥』『結婚』『アゴン』の3本。
『火の鳥』はロシア民話をもとにした舞台で、鮮やかな赤がきれい。
『結婚』は寓話風の物語。花嫁と花婿、その親たちが出てくる。
『アゴン』はモダンで、肉体の動きを中心に見せる。バレエ鑑賞を2日連続はちょっと疲れた。
Stravinsky

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55.ガイドブック
ローヤル・オペラ・ハウスが無料でくれたアルバム(CD付き)。
2000-2001年のシーズンのオペラおよびバレエの演目が紹介されている。
写真はモノクロだが、文字にはゴールドを使っていて、とてもきれい。
左上がホセ・クーラ、左下はマリア・グレギナ、右下がアラーニャとゲオルギュー。
CDにはチェネレントラ、ホフマン物語、トスカ、白鳥の湖などの抜粋16曲入り。
2000-2001 SEASON

56.パンフレット
これはキューガーデンのパンフレット。裏には地図が載っている。
木の葉や花をあしらったデザインがしゃれている。
キューガーデンのショップには、植物や動物、歴史、ガーデニングに関する本がそれこそ山のようにあった。
Kew Gardens Map

57.ハンドブック
テート・モダンのガイドブック、16.99£。日本語版のハンディサイズのもあった。
この建物の歴史やアーティストごとの画集や伝記も山のようにあって、どれを買うべきか迷ってしまう。
いちおうオーソドックスなガイドがこれ。買っただけで、なかなか読めないのがつらいところ。
The Handbook

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58.バンクサイド
テムズ川の北側、シティサイドを歩く。
ブラックフライアーズ橋からウォータールー橋まで歩いて、サマセットハウスへ。
ベンチの側面が、写真ではよく見えないけど、ラクダが坐っている姿になっている。
街頭の根元にも魚の彫刻があったりして、ぶらぶら歩いているだけでもおもしろい。
川には船が浮かんでいるしね。
northbank of the river

59.サマセットハウス
ウォータールー橋の手前にあるサマセットハウス。コートールド・ギャラリーがある。
コートールドは印象派の名作があるのでぜひ見たいと思っていた。
前に印象派の画集の編集をしたことがあって、そのとき写真を借りた作品のオリジナルがある。
ベンチの上に見える半円形が入口。中庭をつっきってストランド側の建物へ。
Somerset House

60.中庭
バンクサイドの入口から入って、エレベーターで上がると中庭に出る。
坂になっているので、バンクサイドとストランド側とでは2階分くらい高さが違う。噴水がきれい。
ネルソン提督が若い海軍士官だったころ、コートをなびかせてこの中庭を走っていく姿がよく見られたんだって。
ネルソンといえば、『美女ありき』。
洗濯女だったエンマは美貌が見初められて貴族のハミルトン卿の妻になったが、
やがて海軍の英雄ネルソンとも愛人関係になって、奇妙な三角関係に。
映画ではローレンス・オリビエがネルソン、ヴィヴィアン・リーがエンマだっけ。
centeryard of the Somerset House

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61.コートールド・ギャラリー
ガイドブックと入場券。ロンドンの美術館は無料のとこが多いけど、ここはちゃんと入場料を取る。
わりと高めで入場料が8£。カタログは8.95ポンド。
Courtauld Gallery

62.印象派の傑作
マネの「酒場にて」、セザンヌの「サン・ヴィクトワール山」、ゴッホの自画像。
この他、スーラ、ルノワール、ドガ、モネなど、作品の数は多くないが質が高い。イギリス絵画もあって、
とくにブルームズベリー・グループの作品は見ごたえがある。
ダンカン・グラント、ヴァネッサ・ベル(ヴァージニア・ウルフの姉)、リットン・ストレイチーなど。
オメガハウスの装飾芸術もおもしろい。
Impressionist masterpieces

63.サー・ジョン・ソーン博物館
「なんかおもしろいとこない?」と聞いて、リコメンドされたので行ってきました。
地下鉄のホルボーンから歩き。目の前に公園がある。ちらちらと小雨が。
個人の邸宅を公開している博物館で、パンフレットは1£。
Sir John Thorne Museum

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64.階段
細い階段。天井の高いところに天窓。とても変なおうちでした。
鏡で光をとりいれていたり、細い廊下が入り組んでいたり。
圧巻は地下のコレクションで、これはいったい……としばし唖然。美術品? がらくた? 
石のかけらとか、スタイルばらばらの飾りものとか。脈絡ないから地下に押し込めてるのかな。
a spiral stairs

65.赤いガラス 居間の裏庭に面した窓は赤いガラスがはまっていた。
これ、好き。こういうの欲しい。
colored glass window

66.壁の絵
天井まで届く壁いっぱいの絵を見ると、ケネス・クラークとか、ハーバート・リードとかを思い出す。
子供のころから、こういう壁の絵をかけかえるのを仕事(子供のお手伝い)にしていたんだって。
ちがうよね、育ちが。
一隅に飾られていた特別展示、ホガースの版画「選挙の楽しみ」がすごくおもしろかった。
総選挙が近いせいもあったのかな? 選挙を楽しむおっさんたちの姿が辛辣に描かれている。
ホガースといえば、コートールドの特別展でも「娼婦の成り行き」があって、これもめちゃくちゃおもしろかった。
田舎出の少女が娼婦になって死ぬまでの生涯を辿っているんだけどブラックなユーモアがあってね。
残念ながらガイドブックはなかったので家で見られないんだけど。
pictures on the high wall

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67.YO! SUSHI
ロンドンは今年は日本年で、デパートのセルフリッジでも「トーキョー・ライフ」をテーマにイベントをやっていた。
ロンドンで人気の回転寿司、YO! SUSHI
セルフリッジの中にあったのをウィンドウの外から撮影。
お寿司だけじゃなくて、いろいろ妙なものが回っている。食べてみたかったなー。
若者に人気といわれているデパート、ハーヴィーニコルズの上階にもあった。

68.コンビニの棚
これはオックスフォードストリートとベイカーストリートの角にしつらえられた日本風コンビニ。
店の中のお菓子の棚。ちょっと違う気もするけど……
新聞や煙草、ペットボトルのお茶、カップ麺もあった。
sweets and snacks

69.奇妙な日本
オックスフォードストリートに面したウィンドウ。マネキンではなくて実物の人間です。
着物(?)姿の女性の脚には漢字で「料理」と書いてある。
こんなのが日本のイメージなのかな? ときどきポーズを変えて動いてました。
黒山の人、という感じではなかった。
Tokyo Life

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